クリスマスの贈り物シーズンが近づいてきた。
といっても、それはあくまで映画のなかのお話のよう。
アメリカ映画のなかでは、実に胸が躍るような赤と緑の
クリスマスカラーがあふれる街に、
さまざまな年齢の人たちが誰かのための贈り物を探す光景は
私にとってとても美しいものに見える。
ところが今年に至っては、
同じ11月生まれが近しいところにたくさんいることがわかり、
本当に心ばかりのものにすぎないけれど、
贈り物をずいぶんしている(笑)。
贈り物をするのは楽しい。
その時間、その人のことを考えて工夫することはセラピーのように
心が凪になるひとときだ。
そういうわけで、今の時節に新聞と一緒に投げ込まれる
ギフト特集のイシューをぼんやりと眺めていることは
胸が高鳴り楽しい心持ちになれるので好きなのだ。
きらめくビジューやとりどりの色彩、
豪奢な皮革製品に目を瞠るようなごちそう。
そんなものたちが冊子に詰め込まれて、
誰かが誰かへ贈るものを考えるひとときをプレゼントしてくれるのは
ほっと和むような思いがするのだ。
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