強いリーダーシップの必要を語る市井のひと

唐突ですが、そろそろブログシステムを移行しようかと思っております笑

アメーバオウンドはキレイなレイアウトなので、HPなどにはやはりよいのですがブログ向きでないかも。。←前置き


東京のタクシーの運転手さんは、乗り込むとすぐにこう聞いてくれることが多い。

「今弱めに暖房(夏は冷房)いれていますので、暑かったり寒かったりしたらおっしゃってください」。

ご自分は上着を脱いでワイシャツにニットのベストでいらっしゃるので、おそらく体感として暖房温度は高めにしているんだろうな。と思っていると

「今日は風がないので昨日より暖かいですね」とおっしゃる。

ここで適当な返答をして会話が終わる場合と、人間の相性、タイミング、偶然の縁が重なって結構白熱したトークに発展することもままある。

photo by kohlmann.sascha

今日は後者で、明日の降雪の可能性から話はどんどん進んでなんとテーマは「石原都政のレガシー」笑。

たとえば、東京のバスがどれだけの距離を移動しても一律220円(※例外もある?)で運行ができていること。運転手さんいわく、公共の移動網を整備することの恩恵は渋滞の多い東京の道路で乗用車を減らすことで緩和になる、自家用車がなくても移動網が発達していれば高齢者にもやさしいなど。220円を下支えしているのが、税収なのだけどそれを助成金などに充てることで可能としている。かつ、バスの車体、中の各種広告。

いやーもう、なるほどね!と興奮してくる私。何に興奮って、運転手さんの「伝えたい!」という情熱がひしひしと伝わってくるものだから。

もうひとつ、軽油、ディーゼル車のこともおっしゃっていたけどとにかく運転手さんの言いたかったことは、

「石原っていうのは頑固者でしたよ。そりゃあ頑固で喰えないやつでしょうね。でもね、強いリーダーシップで目先だけでなくちゃんと将来のことを考えて政策を動かしてた。課題を解決するにはおかしな人間でもいいから、信念のある強いリーダーシップが必要なんですよ!!!!」


まったく同意。


目的地に着いてお金を払うぎわになっても、運転手さんのトークはクロージングしない。

さすがに焦る私…。片足を道路に出すなどのボディランゲージを試みるが無駄のようだ。

「じゃ、そろそろ行かないと遅刻しちゃうんで!」と笑顔でお別れしたが、

なかなか楽しい15分を過ごせたうえ、自分のなかの「考えるべきこと」という引き出しにまた、新しいファイルがさしはさまれた気がした。


箱草子仮名手本。

泡沫のように浮かんではパチン、と消えていく。 その「束の間」にピンを指して標本にしてしまおう。

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