あなただけは絶対に裏切らない。信頼の「ガリガリさん」

ガリガリ君なんて気安く呼べないよ。

ガリガリさんだよ!


と常日頃、思っています。

だってあの企業努力…。高くって美味しいなんて当たり前。

あの安さで美味しい、かつ独創的なフレーバーへのチャレンジ。

ガリガリさんには飽くなき開拓者精神があふれています。

それなので私は、帰り道のコンビニで

アイスケースをちらっとのぞくのを常にしています。

そうして、ガリガリさんが新たなフレーバーを出そうものなら、

手紙を受け取るようにして、

あるいは

プレゼンを恭しく拝聴する心持ちで手に取り、レジへ向かいます。


顔も知らぬ開発責任者さんと現場で四苦八苦する社員さんたちの絵。


「やり直し!こんなのただの歯磨き粉じゃないか!いいか?チョコミントってのはな、バランスが命なんだよ!チョコが勝ちすぎてもダメ、ミントが勝過ぎたらまさしく歯磨き粉だ。

いいか、この絶妙なバランスを探すんだ!」(空想)

妥協をしない百戦錬磨の部長のダメ出しに、うなだれる現場の社員たち。(空想)


「…無理ですよ。だって原価だってギリギリなんですよ!?しかもガリガリ君の命は氷です。

チョコミントで再現なんてできっこないですよ!」机をたたき、憤る社員。(空想)


「バカ野郎!いつだって無理難題をクリアしてきたガリガリ君だ。今回の高いハードルだって絶対に越えて見せようじゃないか!!」と鼓舞する社員。(空想)

そして店頭に現れたあいつだ。


なーんて、冗談半分ですが結構リアルに想像してしまいます。

そのくらい企業努力が感じられるクオリティ。

空想の社員が言ったとおり、ガリガリさんのすごいのは、

氷へのこだわり。

ちゃんと、アイス部分と氷菓子部分を計算した内容で勝負してくる。


想像できますか?チョコミントをかき氷でつくっているんですよ!


ガリガリさんのプレゼンを受けるとき(つまり食べるとき)、

ひと口味わう短い刹那に、ものすごーーーーくいろんなことを想像してしまい、

食べ終わるときには感動を覚えます。


裏切らないというのは偉大です。


箱草子仮名手本。

泡沫のように浮かんではパチン、と消えていく。 その「束の間」にピンを指して標本にしてしまおう。

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