春の海 ひねもす のたりのたりかなほとんど望郷の念に近いかたちで、早春の館山を想う。いくつかの明確な理由があって、母が昔から春の頃になると房総半島へ必ず花摘みに行く人だった。ちなみに、花摘みというとメルヘンな絵柄をイメージするとそれは違って、海に面した路地の畑に広がる栽培した花畑で、裁ちばさみを手に思い思いにサク、サクと茎を切って伐採していく。山のように両腕に抱えるほどの量でも驚くほど安い。そしてそれは、ひと月以上ももつほどきわめて鮮度が良いのだ。そんな風物詩のように花を摘む親に育てられたもので、大人になっても2月の声をきくといてもたってもたまらなくなるのだ。05Feb2019TRAVEL
初秋の日光路:最終回 奥日光日光なのになぜあえて「奥日光」と呼称するのか?と思い、wikipediaさんを開いてみた。栃木県日光市の日光連山から金精峠付近にかけての秘境を指す俗称である。一般的には竜頭滝より上の日光連山の西麓から金精峠の東麓にかけた地域を指し、狭義にはこの地域の国有林地のうち「奥日光」の住所地を指す。また中禅寺湖畔を含める場合や、日光市に接する群馬県利根郡片品村の金精峠西麓を含めることもある。(出典:wikipedia)そうか、秘境なのか。それも納得、「戦場ヶ原」という落葉松の並木が美しい場所などは、その名を神話に由来するのだから。中禅寺湖をめぐって男体山の神と赤城山の神が争った「戦場」だったと言われている。そんなエピソードもしっくりときてしま...29Oct2018TRAVEL
初秋の日光路:その2 いろは坂湯西川は由来からしても非常に深淵なる地というか、山深い奥地といった印象の土地でした。そのせいなのか、携帯がいまどきまったくもって圏外!で、宿のなかではソフトバンクは完全に圏外となりました…。まあ旅先ですからいいといえばいいのですが、仕事の連絡は絶えず入る状況なので湯西川を出てからだいぶ焦りました。28Oct2018TRAVEL
初秋の日光路 その1:初の湯西川先週の週末を利用して、両親と恒例になっている秋の日光旅行にいってきました。日光は何度訪れても新鮮で、まだまだ発掘しがいがあるように感じています。今回初めて湯西川温泉へも足を延ばしてみたところ、両親も思いのほか喜んでくれて、一層うれしく思いました。25Oct2018TRAVEL