ほんの少しだけ、ごくごくわずかに、お部屋のマイナーチェンジをしました。
私は昔からホテルが大好きで
都内の比較的利便性の高いエリアに住んでいるのですが
時折、都心のホテルにこもって
解決しなくてはならない仕事上の課題に、じっくり向き合いにいきます。
photo by Fede Racchi
ご褒美のようにして、ゴージャスなホテルに泊まる…なんてことは皆無で
私が都内でホテルを取る必要に駆られるときは
もう切羽詰まって抜き差しならない状態に追い込まれたとき。
昔はそういうときに、
お気に入りだった白金台のホテルを使いました。
続々と誕生する世界的な有名ホテルチェーンに
私ごときが1人で宿泊するのは、気持ちが追い付きませんが
このホテルも充分素晴らしいのですが、
ほんのちょっとの背伸びで、なんとかホテルの登場人物として
許されるくらいにはフレンドリーさがありました。
このGWにも、もう逃げられない解決すべき課題を山ほど抱えて
ビジネスホテルを取ったのですが、あまりにやることが多くて青ざめていた私は
この「ホテル泊」を、楽しいものにしてはいけないな、と直感。
最安レートで利便性のある立地を重視して選んだホテルは、
飾りのないそっけないシンプルな部屋。
そのシンプルさが、日ごろ休むことなく騒音にまみれている
くたびれた脳内をすごくクリーンにしてくれるのを感じました。
その感じが忘れられずに、自宅にもホテルのエッセンスを持ちこもう!
と思い立った週末。
まずは「休息の城」、ベッドまわりを一新から。
年季の入ったベッドはスプリングがへばってきているけれど
お手頃な高反発のマットレスを追加することで解決。
枕カバー、掛布団カバー、シーツをアイボリー一色に刷新。
カーテンもベージュ系のアースカラーを選び、
先日一挙に届いたそれらを取り換えたところ。
睡眠が快適になりました。
ちょっと想像外だったのが、アイボリーが割と白に近くて
一見すると「病院?」のようなベッドまわりに
見えなくもないのですが、これがまた不思議なことに
色味がないことが、脳の雑音をシャットアウトしてくれるようで
私にはとても好ましい影響があるようです。
面が広くて存在感が大きい、カーテンや寝具が
こんなに内面へ影響するとは思ってもみませんでした。
そういえば最近好むお洋服なんかも、
極力柄や色がなくなっていって、シンプル志向になっています。
その代り、布地や裁断はちょっとだけこだわるようになっていて
本物志向とか、そういう崇高な感じとはちがって
いろんなことにシンプルさを望むようになったようです。
ベッドが快適だと、おうち時間をこのうえなく怠惰で幸福なものにしてしまいますね。
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