歌舞伎は何も、特別なものではない。日常のなかにあっていいひどい風邪をひいてしまい、楽しみにしていたことも満喫できなかった。思い返せばもっと規則正しく養生できていたはずなので、一人暮らしゆえの自分への甘さが怠惰のつけとなった気がしている…歌舞伎は、東銀座の歌舞伎座だけではない。当たり前か。とりわけ私は年明け最初には、浅草公会堂で催される新春浅草歌舞伎を愛している。15Jan2019Art
クリスマスムードを堪能するならば、「くるみ割り人形」です。今まで生きるうえで、たくさんあった決まり事を少しずつ少しずつ、手放してきてしまったけれど、「年の終わりに第九を聴いて、年のはじめに歌舞伎を観る」ことは大人になって新たに加わった自分だけの決まり事のひとつだ。これを最近ではかなりしっかりと守って過ごしている。26Dec2018Art
おお友よ、このような旋律ではない! もっと心地よいものを歌おうではないか今年の12月も、無事に「第9」を聴きにいくことができた。ベートーヴェン作曲、交響曲第9番だ。場所はことのほか愛するサントリーホール、ここで12月に第九を聴くことが私のささやかな儀式となりつつある。サントリーホールが好きなのは、歴史に名高い指揮者であるカラヤンが、その設計にも関わったことで知られる名ホールであり、音色の豊かな響き方がやわらかい。けれど私が愛着を寄せるのは、サントリーホール、目の前のカラヤン広場、アークヒルズ、それらすべてに東京で生きてきた瞬間瞬間のコラージュが施されているように感じるからだろう。20Dec2018Art
生身の人間が芸術に同化することどうしてかは、わからない。どう「効果」が出るのかも、わからない。それでもできるだけ、アートに触れた方がいいよ。と、年若いひとたちには言うことにしている。16Oct2018Art
Cosmic Power基本使いの電車は、Aルート:東急田園都市線、半蔵門線、銀座線。亜流のBルート:東急東横線、日比谷線 の2ルートが主でして。私は大きなハコの美術展が苦手で、その理由はハコが大きいと展示スペースが広く、ということは収容人数も多い。ハンズとか電化製品屋さんとか(ビック、ヨドバシなどですね)、UNIQLOとかの店舗スタイルは、なんだかものすごく疲労してしまうんです。。。そんな理由でメガ美術展はNG、なんたってどうしても観たくて上野までいって、行列みてそのまま回れ右で帰ったこともありまして。なわけで渋谷のBunkamuraとか、六本木のサントリー美術館くらいだと「お、今時間あるし行こうかな」と思えるくらいのデイリー感があります。で、上記Aルー...04Oct2018Art
雅叙園の名前が変わっていたことを知った、「和のあかり」展怒涛の9月だなおい!って感じで額に汗、背中をたどる冷や汗と共に生活しています。でもどうやら3連休だそうですね!?もうそれだけを励みに今の時間を過ごしてます。14Sep2018Art
CHANEL Pygmalion Days で若手芸術家のフレッシュな魂に逢う念願だったシャネルの若手芸術家支援事業、『CHANEL Pygmalion Days』に参加することができました!これは、世界的な老舗メゾンでありながら革新を続けるブランド、シャネルによる2005年から行われている演奏会です。「ピグマリオン」とは、ギリシャ神話に語源を持つ、“才能を信じ、支援して開花させる人”という意味を持つ言葉。(出典:シャネル ネクサスホールwebサイト)実はブランドの創始者であるガブリエル・シャネルその人自身が無名時代のピカソやラディゲ、コクトーなどを支援してきたとされています。05Aug2018Art
過去未来、すべての「ヴァリ・ノイツェル」に鎮魂を祈る。先日、有料放送で『エゴン・シーレ 死と乙女』を観ました。エゴンはたくさんの自画像を遺していますが、映画の主演俳優の美しさは、それと比較すると物語に説得力を与えていました。13May2018Art